Sky Skipper / 尾白鷲亭

　いつものように、時間を持て余してしまった朋也たち。
　そこに春原が取り出したのは、一個のサイコロ。
　例によって風子もどこからか現れて、
　一行は珍妙な道中を繰り広げることに。
　旅の行く末は運任せ、どこに行く着くのやら！？
　軽妙なオールキャラ・コメディ短編。

　回復を果たし、汐と時間を過ごす風子。
　そこに舞い込んできた、ひとつの知らせ。
　大切にしてきたあの場所、「願いが叶う場所」がなくなってしまう！？
　風子は仲間たちと、大切なものを護るために動き出す。
　優しい気持ちを込めて送り出す、ハートフル掌編。

夏休みのある日、渚の提案で集まった風子・朋也たち。
渚が言うには、その手にあるのは「とある宝が眠っている館の地図」らしい……

宝探しに挑む一行。しかしそれはただの宝探しではなかった。
宝を守る魔神によって用意された難解な謎解きに、
ひとり、ふたりと脱落していく仲間たち。

多くの犠牲を払い、たどり着いた先には……
そして魔神が守る宝とは一体？

「……宿題は『自分のこと』をテーマにした作文です」

学校に戻り、二年目の高校生活を過ごす風子。
夏休みの宿題のため、ともに過ごしてきた人たちに話を聞きに行く。
公子と祐介。朋也と渚、汐。杏と椋。学校の友人たち。
ともにつくった思い出、これからつくっていく思い出。

そこで見つけた、「一番の宝物」とは？

前回作『プレゼント』の続編となっています。
（この作品単体でもお楽しみいただけます。）

「……智代のために、俺は力になる」
坂上智代と岡崎朋也、二人の駆けた時を追う物語。
まだ荒れていた智代と謎の男・和人との交流を描く『Crying Moon』、
社会人への一歩を踏み出した朋也が智代を追いかける成長物語『めぐる季節を越えて』、
再会と別れ、すれ違いを繰り返しながら大切なものを探す二人、その旅の行方を描く『冬空の下で』。
そして、智代と朋也の行く先は？
爽やかでちょっと切ない３編が、ひとつの物語を紡ぎます。

杏と椋はそれぞれの夢に向かって走っていた。その矢先に起きたアクシデント。
当たり前だった日常が壊れていく。不安、孤独に押しつぶされそうになる。
だが、その心はつながっていた。
杏と椋は支えてくれる人たちの想いを知ることになる。

「絶対に来てくださいっ」
高校に戻った風子にとって、初めての創立者祭。姉・公子も暖かく見守る。
でも何やら怪しい行動を…風子が張り切るその訳は？
「風子アフター」（勝手に命名）ここに完結？

「じゃあ、あたしと勝負しなさい！」
ひょんなことから「勝負」をすることになった杏と智代。
料理？　水泳？　それともバスケ？
意義の見えない勝負と、ふたりの関係の行方は？
智代スキーな筆者が、杏の魅力にフィーチャーして書きました。
楽しければいいじゃない？　二大人気キャラの競演をお送りします！

「わたしと…付き合ってくれませんか？」
有紀寧から告白を受けたのは、なんと春原!?
浮かれるばかりで何もできない春原を見かねた朋也が、
智代を巻き込んで一計を案じて…？
春原が殴られる！　春原が蹴られる！
照れくさくて馬鹿馬鹿しくて、ハッピーでダイナミックなラブコメディ？

『それは、新しい季節のはじまり。』
桜の季節を間近にした坂道で、少年は少女に出会う。
彼女の名は相楽美佐枝、光坂高校生徒会長…
関わり合いの中で、次第に「お姉さん」美佐枝に惹かれていく。
初めて抱く気持ちをかかえて、少年の向かう先は…？
「イッツ・ア・スモール・ワールド」を描いた、ちょっぴり切ない初恋物語。

2年前、まだ荒れていた智代は一人の男と出会う。
不安定だった智代も、彼との交流を通じて徐々に成長していく。
その憧れの先で起きた出来事に、智代は…

数年ぶりに元の町へと帰ってきた公子と祐介、そして風子。
今も眠り続ける風子。そして懐かしい人々との再会。
そんな中、公子は不思議な噂を耳にする。